人は、ゴールよりレベル上げに幸せを感じる?ドラクエ、FF世代の美容師が考える、成長を楽しむこと

ゴールよりレベル上げ? ゲームをする、おいさんのキャラクターのイラスト おいさんの考え

結論から言うと、僕は、人は「ラスボスを倒した瞬間」より、「前よりできるようになった」と感じる過程に、一番幸せを感じるのだと考えています。
これは研究で確かめた話ではなく、僕の考えです。

▶ 前回の記事:「足るを知る」ってどういうこと?花巻の美容師が、無いものより「有るもの」に目を向けたい理由

こんにちは。岩手県花巻市の美容師、おいさんです。今回は、髪の話ではありません。ゲームの話から、始めさせてください。

子どもの頃のゲームで、一番楽しかったのはどこ?

子どもの頃、ドラクエやファイナルファンタジー、格闘ゲームやアクションゲームが好きでした。

始めたばかりの頃は、何も分かりません。キャラクターは弱いし、技も少ない。できることが、ほとんどありません。

でも、失敗しながら進めていくと、少しずつレベルが上がって、新しいスキルや装備が増えていきます。

さらに面白いのが、強くなるのは、画面の中のキャラクターだけではないこと。操作している自分自身も、うまくなっていきます。前は倒せなかった敵に勝てる。難しかった場面を、すんなり進める。

あの「前よりできるようになった」という感覚が、たまらなく楽しかったんだと思います。

ラスボスがあっけないと、どうして虚しくなるの?

逆に、レベルを上げすぎて、ラスボスをあっけなく倒してしまったときのことも、覚えています。

うれしいはずなのに、なぜか、少し虚しい。

今になって思うと、僕が本当に楽しんでいたのは、ラスボスを倒すことだけではなかったんだと思います。考えて、失敗して、工夫して、少しずつ強くなっていく。その過程のほうだったのかもしれません。

これは、ゲームだけの話なの?

僕は、そうは思いません。美容の仕事も、子育ても、人生も、同じなのではないかと思っています。

最初から何でもできる人は、いません。正解が分からないまま、進むこともあります。失敗したり、遠回りしたり、昨日まで通用した方法が、急に通用しなくなることもあります。

それでも、試行錯誤を続けていると、前はできなかったことが、少しずつできるようになる。

心理学には、人には「自分にはできる」という感覚(有能感)を求める気持ちがある、と考える理論があります。[1] 僕の考えと、同じ向きの話だなと思いましたが、これはあくまで、僕が「そう受け取った」というだけです。

人はきっと、「完成した自分」になることよりも、「昨日の自分より、少し成長できた」と感じることに、幸せを感じるのではないでしょうか。

仕事や子育てで、実際にどんなことがあったのか。その具体的な話は、また次の記事で、書きたいと思っています。

うまくいかないときは、どう考えたらいい?

うまくいかないことがあると、落ち込みます。僕も、そうです。

そんなとき、ゲームで考えると、少し気がラクになります。倒せない敵がいるのは、ダメだからではありません。たいていは、まだ経験値が足りないだけ。レベルを上げて、スキルを増やして、もう一度、挑めばいい。

人生には、決まった攻略本も、本当のラスボスも、ないのかもしれません。だとしたら、クリアを急ぐより、レベル上げを楽しんだほうが、得な気がします。

もちろん、辛いときに、無理に前向きになる必要はありません。ただ、「いまは経験値をためている途中」と考えられたら、少し進みやすくなる。僕は、そう思っています。

みなさんは、どんなときに「レベルが上がった」と感じますか?

仕事でも、子育てでも、趣味でも、小さなことで構いません。「前はできなかったのに、できるようになった」と感じた瞬間は、ありますか?

よければ、LINEや、ご来店のときに、聞かせてください。

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この記事を書いた人

おいさん
美容師歴28年。岩手県花巻市で、髪質改善ストレートとホームケアを通して、お客様の髪と向き合っています。

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参考にした資料

  1. Ryan RM, Deci EL. Self-determination theory and the facilitation of intrinsic motivation, social development, and well-being. American Psychologist. 2000;55(1):68-78. DOI: 10.1037/0003-066X.55.1.68 (心理学の理論をまとめた論文。この記事では、「有能感を求める気持ちがある」という考え方の紹介だけに使っています。誰にでも、同じように当てはまると示すものではありません)

※この記事は、筆者個人の考えを書いたものです。心理学の理論は、考え方の紹介であり、効果や結果を保証するものではありません。感じ方には個人差があります。

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