髪質改善ストレート、毛先のカット、そして毎日のホームケア。この記事では、その組み合わせを2年間続けてきた、一人のお客様の経過をご紹介します。
大切にしてきたのは、その時の髪の状態を見て、施術する部分とケアする部分を分けることです。あくまで一人のお客様の事例ですが、これからの髪を考える参考になればうれしいです。
こんにちは。岩手県花巻市の美容師、おいさんです。
前回の記事でご紹介したお客様が、その後どのように髪を整えてきたのか。通っていただいたペースと、毎回大切にしてきたことをお伝えします。
2年前、初めて来た日の髪はどんな状態だった?
前回の記事でご紹介した、セルフカラーを続けていたお客様です。
初めて来てくれた日は、うねりが強く、毛先もまとまりにくい状態でした。ご本人も傷みには気づいていましたが、セルフカラーが髪に影響しているとは考えていなかったそうです。
この日は、セルフカラーをお休みしてもらい、髪質改善ストレートだけを行いました。仕上がりは、うねりが落ち着いて、ツヤが出ました。
そして、ここからが今回の話です。
この2年間、どんなペースで通ってもらったの?
年に2回のペースで、髪質改善ストレートに通ってくださっています。この2年間でやってきたことは、こんな感じです。
- 年2回ペースで、伸びてきた根元を中心に髪質改善ストレート
- 中間から毛先は、髪の状態に合わせた髪質改善トリートメント
- カラーは、明るめにはせず、いつも暗め
- 気になる中間から毛先は、髪の状態を見ながら、少しずつカット
- おうちでは、アウトバストリートメントを併用
同じ施術を毎回一律に繰り返すのではなく、その時の髪を確認しながら、必要な施術とケアを組み合わせてきました。
根元と中間・毛先では、何を変えているの?
髪質改善ストレートは、基本的に新しく伸びてきた根元を中心に行っています。既に施術した中間や毛先まで、毎回同じようにストレートをかけているわけではありません。
中間から毛先には、髪の状態に合わせた髪質改善トリートメントを行っています。必要と判断した補修成分を補い、手触りやまとまりを整えるためのケアです。
根元のクセを整えることと、中間・毛先の状態を整えること。それぞれの目的を分けて、その日の施術を組み立てています。
傷みが気になる毛先は、どうしたの?
最初は、中間から毛先のダメージが気になる状態でした。
そこで、一度にバッサリ切るのではなく、髪の状態を見ながら、少しずつカットを重ねていきました。傷んだ部分を整えつつ、長さや雰囲気はできるだけ変えすぎない。そのバランスを、毎回相談しながら決めてきました。
少しずつカットを重ねて、今では毛先のラインも整ってきました。2年後の状態には、こうしたカットの積み重ねも含まれています。
クセが伸びてきたら、どうなるの?
ここは、正直にお伝えします。
この方は、もともとクセが強い髪です。施術から4ヶ月ほど経つと、根元から伸びてきたクセが気になり始めます。
施術をした部分が整っても、あとから生えてくる根元の髪には、もともとのクセがあるからです。髪質改善ストレートをしても、新しく伸びてくる髪までは変わりません。
ただ、この方は、おうちでのホームケアを続けてくれました。特にアウトバストリートメントを併用するようになってから、「伸びてきたクセも、だいぶ気にならなくなってきた」と話してくれています。
施術だけで頑張るのではなく、おうちでの毎日のお手入れと組み合わせる。それが、続けやすさにつながっているのかもしれません。
2年後の髪は、どうなった?
こちらが、2年後の髪です。
2年後の髪(髪質改善カラー後/粗めのブラシで軽くブロー仕上げ)
この日は、髪質改善カラーで暗めに仕上げました。僕の記憶では、前回の髪質改善ストレートから約3か月後の撮影です。仕上げには粗めのブラシを使って、軽くブローしています。
動画は、その日のカラーとブローも含めた仕上がりです。2年間の変化も、ストレートだけでなく、トリートメント、カット、ホームケアを組み合わせてきた経過として見ていただければと思います。
ご本人からは、こんなうれしい話を聞きました。
「周りの人から、キレイになったねって言われるんです」
髪は、見た目だけのものではありません。毎朝の楽さ、人に会う時の気持ち、鏡を見る時間。そういうものにも、つながっています。この話を聞いた時、2年続けてきてよかったなと、僕のほうが元気をもらいました。
※効果や経過には個人差があります。この方の髪の履歴と状態に合わせた一事例で、全員が同じ経過をたどるわけではありません。
なぜ「続けること」を大切にしているの?
新しく伸びた根元への対応、毛先のカット、毎日のケア。それぞれ必要なタイミングが違うので、その時の髪に合わせて見直していくことを大切にしています。
また、一般的な髪の性質として、加齢に伴う形や表面の変化も研究されています。ただし、それだけでこのお客様の髪の状態や、2年間の変化の理由が分かるわけではありません。
つまり、髪は「今日きれいにしたら、ずっとそのまま」ではありません。毎日の乾かし方、アイロン、カラー、季節。そういう積み重ねの中で、少しずつ変わっていきます。
だから僕は、その日の仕上がりだけでなく、「次の来店までどう扱うか」「これからどんな髪を目指すか」まで一緒に考えます。
僕は18歳で美容師になり、46歳になった今も現場に立っています。44歳の頃から、自分の体や髪の変化と向き合うようになりました。だからこそ、今の髪だけでなく、この先の髪まで考えて施術したい。そう思っています。
同じように、続けていく髪づくりを相談したい時は?
まず、今の髪の状態と、これまでの施術の履歴を教えてください。
「うねりが気になるけど、何から始めたらいいか分からない」
「セルフカラーを続けていて、髪が心配」
「毛先のダメージが気になって、切るかどうか迷っている」
そんな段階で大丈夫です。無理に施術をおすすめすることはありません。今の髪に合わせて、できることと難しいことを、先にお伝えします。
花巻市で、髪のうねりや広がり、傷みにお悩みの方へ。続けやすい形で、一緒に考えましょう。
よくある質問
Q. 髪質改善ストレートは、年2回が目安ですか?
A. 目安は人によって違います。クセの強さ、髪が伸びるスピード、気になり始める時期で変わります。この記事のお客様は年2回のペースですが、あなたの髪に合うペースは、カウンセリングで一緒に決めましょう。
Q. 暗めのカラーをしていても、髪質改善ストレートはできますか?
A. カラーの履歴や今の髪の状態を見てから、組み立てます。この記事のお客様は、いつも暗めのカラーを楽しんでいます。明るさの希望も、先に聞かせてください。
Q. 2年続けないと、変化は感じられませんか?
A. そんなことはありません。1回の施術で、うねりや手触りの変化を感じる方もいます。ただ、髪の状態によって変わるので、1回で整えきらず、範囲や時期を分けて進める場合もあります。
この記事を書いた人
おいさん
美容師歴28年。岩手県花巻市で、髪質改善ストレートとホームケアを通して、お客様の髪と向き合っています。
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参考にした研究
- Nagase S, et al.(2009)Changes in structure and geometric properties of human hair by aging. J Cosmet Sci.
- Takahashi T, et al.(2015)Age-dependent changes in damage processes of hair cuticle. J Cosmet Dermatol.
※これらは髪の一般的な性質についての研究です。当店の施術やホームケアの効果を検証したものではありません。

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